MBTIタイプと4つの愛

古代ギリシャには愛を表す主な言葉が4つありました。

この記事の目的は、4種類の情報を使用して、愛を構成要素に分解することです。

それは、愛をより完全に理解し、正確に定義し、愛の4つの側面を私たちの人生と人間関係に適用して、私たちの関係がどのように成功しているのか、どこに改善の余地があるのかを把握するのに役立ちます。

ただし、ここでは古代ギリシャの4つの愛の定義をMBTIタイプに合うように多少変更します。

 
この記事の内容を深く理解したい場合は、下記の姉妹サイト、特にLBP理論関係の記事をご覧ください。

MBTI各タイプの認知

最初に、MBTI各タイプの認知(心の働き)について見ていきましょう。

各タイプの文字は、そのタイプの最も優先する情報の種類、領域、目標を表します。

1文字目と4文字目が表す性質

1文字目と4文字目は、各タイプの最も優先する情報の種類、領域を表します。

領域とは、各タイプが無意識のうちに情報を適用する場所です。

各情報の種類には、最もマッチングする目標があります。

 
①タイプの文字
②優先する情報の種類
③領域
④マッチする目標

IP IJ EJ EP
データ
詳細
原則
傾向
行動
結果
観察
動機
状況
対象
世界
傾向
グループ
経験
個人
反応
NT NF ST SF

2文字目と3文字目が表す性質

2文字目と3文字目は、各タイプが領域において行おうとすることを表します。

それは、S(保護)、N(変更)、T(有用性)、F(意義)の組み合わせから成ります。

 
①タイプの文字
②二重二分法
③目標
④道徳的善悪
⑤マッチする情報の種類

NT NF ST SF
概念の
有用性
概念の
意義
経験の
有用性
経験の
意義
予測
あり得る有用性の発揮
啓発
あり得る意義の発揮
実用
既にある有用性の保護
喜び
既にある意義の保護
論理的真偽 正義と慈悲 方法的正誤 喜びと痛み
データ
詳細
原則
傾向
行動
結果
観察
動機

各タイプの領域

①タイプ名
②領域
③優先する情報の種類
④目標にマッチする情報の種類

INTP
状況
データ
データ
INFP
状況
データ
原則
INTJ
世界
原則
データ
INFJ
世界
原則
原則
ISTP
状況
データ
行動
ISFP
状況
データ
観察
ISTJ
世界
原則
行動
ISFJ
世界
原則
観察
ENTJ
グループ
行動
データ
ENFJ
グループ
行動
原則
ENTP
個人
観察
データ
ENFP
個人
観察
原則
ESTJ
グループ
行動
行動
ESFJ
グループ
行動
観察
ESTP
個人
観察
行動
ESFP
個人
観察
観察

INTP、INFJ、ESTJ、ESFP が「コーナー」になります。

それは、これら4つのタイプがそれらの各情報に対して最も特化していることを意味します。単に特化しているというだけで、それは良いことでも悪いことでもありません。

例えば、INFJは最も優先する情報が「原則&傾向」であり、目標(NF)にマッチしている情報も「原則&傾向」であるため、最も「原則&傾向」に特化したタイプです。

Nは物事はすべて概念を通して関連していると考え、Fは物事の俯瞰的な視点における重要性の理解にフォーカスしており、NもFもコンテキスト(物事の背景情報)を重要視しています。この広大な視点が、「原則&傾向」という情報、世界という遠大な範囲とマッチングしていると考えられます。

ただし、目標にマッチした情報の種類の根拠は原典には示されていません。

しかし、愛をいくつかの構成要素に分割するための二重二分法を見ると、「コーナー」はそのままではなく、別タイプになります。

MBTI各タイプと愛

 
まず、愛に関する4つの目標を簡単に要約します。

保護(S) vs 成長(N)

S:保護の愛
N:成長の愛

 
S(感覚)は、すでに存在するもの、すでに持っているものの保護、物事が何であるか、に関係します。

N(直観)は、概念、発見、成長、潜在的に何が加えられるか、物事が何になり得るか、に関係します。

 
したがって、愛に関して言えば、Sタイプの愛は、すでに持っている愛と人間関係を保護することと、及びそれらの関係を、当事者が保護されていると感じることができる安全な避難所にすることを中心に置きます。

 
一方Nタイプの愛は、関係からどんどん抜け出し、関係を新たな高みに押し上げることを中心に置きます。

また、興奮とは、関係内の新しさや成長に関するものであると考え、関係内でどれだけの興奮が起こっているかを重視します。

また、Nタイプにとってのすべての物事と同様に、Nタイプの愛は、物事が概念上どのように接続されているか、つまり関係の当事者が概念的にどのように似ているか、または異なるかにフォーカスします。

 
一方、Sタイプは、あるピースが現状の世界の部分のどこに適合するかにフォーカスします。したがって、Sタイプの愛は、その人間関係が当事者に対して、経験する広い世界の中でどのように場所を与えるかにフォーカスします。

有用性(T) vs 意義(F)

T:意図的な愛
F:自然な愛

 
思考(T)とは物事の有用性に関するものです。

Tタイプの愛は、愛が当事者の利益のために何をもたらすことができるかにフォーカスします。

 
感情(F)とは物事の意義に関するものです。

Fタイプの愛は、愛そのものの本質的な価値、更なる利益を必要とせずに愛がもたらす幸福、にフォーカスします。

また、Fタイプの愛は、あなたを捉え、驚かせ、そして愛をとても自然に感じさせます。

 
対照的に、Tタイプの愛は、決断することに喜びを感じます。

それは、いつ、どこで、どのように愛するかを決めたいと考えています。

愛へのアプローチ方法

1文字目と4文字目は愛へのアプローチ方法を表します。

EJ EP IJ IP
熱烈な
Fervent
真摯な
Earnest
永続的な
Enduring
安定的な
Steady

Fervent

熱烈な、強烈な

Earnest

真摯な、誠実な、真剣な、熱心な

Enduring

永続的な、不朽の

Steady

安定的な、落ち着いた、着実な、平静の

愛のタイプ(目標)

2文字目と3文字目は愛のタイプ(目標)を表します。

 
①タイプの文字
②愛のタイプ
③マッチするアプローチ方法
③マッチするアプローチ方法

NT NF ST SF
情熱
Passion
意義
Meaning
献身
Dedication
安全
Safety
EJ EP IJ IP
熱烈な 真摯な 永続的な 安定的な

16タイプと愛のタイプ

ENTJ
熱烈
情熱
ENTP
真摯
情熱
ENFJ
熱烈
意義
ENFP
真摯
意義
INTJ
永続的
情熱
INTP
安定的
情熱
INFJ
永続的
意義
INFP
安定的
意義
ESTJ
熱烈
献身
ESTP
真摯
献身
ESFJ
熱烈
安全
ESFP
真摯
安全
ISTJ
永続的
献身
ISTP
安定的
献身
ISFJ
永続的
安全
ISFP
安定的
安全

例えば、情熱の愛に最も特化しているのは、熱烈なアプローチ方法を取るENTJということを表しています。

 
二重二分法がわかったので、それらがどのように組み合わさって愛の4つの特徴的な側面とアプローチを形成するのかに進みましょう。

アガペー:意義の愛

目標:NF
特化タイプ:ENFP
エレメント:空気

 
当事者を空虚な平凡さの薄暗さから救い出すアガペーは、原型(アーキタイプ)の歌であり、自分よりも大きなものの一部となることへの感動であり、語る価値のあるおとぎ話です。

アガペーは、ENFPの専門性、つまり時代を超えたコンテキスト(背景情報)における個人の重要性を具体化したものです。

 
アガペーは、各個人の価値、個々の本質的な意義、そしてそれらの総和を重視します。

そのため、アガペーは外見にはあまりフォーカスせず、双方にとって意義のある話題に関する興奮にフォーカスします。

意見、希望と夢、ジョークと経験を共有します。

アガペーは、概念的な類似点やつながりを見つけることを重視し、「一緒に過ごす人生をより有意義なものにするにはどうすればよいの?」という疑問を楽しみます。

 
アガペーには、他者が自身のことをそんなにまで気にかけてくれる、という驚きも含まれています。

また、相手への崇拝の気持ちも含まれています。

 
アガペーは、親友を一晩中抱きしめる動機や、生まれたばかりの赤ちゃんを初めて抱いたときの感動に関係します。

 
NFの愛として、アガペーは愛の意義を常に向上させる喜びに関するものであり、停滞に満足しません。

このように、真のアガペーは、最初に感じた目が眩むような喜びを失うことはありません。

なぜなら、それは常にその愛を更新し、親密になるための新しい方法や、つながることに役立ち、共感できる新しいものを見つけるからです。

 
アガペーの強さの核心はコミュニケーションにあります。

 
魂全体が互いに心を開くことができ、自分の本質という一貫した永遠の存在を求められること…それ以上に興奮をもたらすものなんてあるの?

 
アガペーが不健全になるのは、その愛の背後にある動機を単純化しすぎるときです。

「動機」は、EPタイプが最も得意とする情報です。

 
大人がアガペーの愛を、子供じみていて興奮しすぎているとみなす場合、その大人たちは、アガペーの当事者がこの種の関係を望んでいる理由を見逃している可能性があります。

アガペーの愛は、ただの感情の高まりではありません。

関係がアガペーのみに基づいている場合、それは確かにそうなります。

しかし、尊いもの、重要なものを手に入れたときの興奮こそが、アガペーを興奮させるものにしているのです。

 
アガペーが実際に危険になるのは、その意義が自己顕示欲的で競争的なものになるときです。

不健全なアガペーは、他の個人、人間関係、世界観などよりも、どれほど自身に意義があるかを示さなければならないと感じます。

自分たちの「時代を超えた愛」を宣伝します。

 
これほど素晴らしい意義と感情を感じる人は他にはいないでしょ!

 
この種の宣伝はアガペーの力そのものを突然覆し、関係の本質的な意義を奪います。

そして、すべてを比較すること、見せびらかすことを目的とします。

その結果、表面上は甘いけれど、長期的な満足感を生み出すのに必要な中身が欠けた、浅薄な関係が生まれます。

 
アガペーを破壊するこれらの関係は、最も深刻な場合、最終的には当事者間の意義の競争を生み出すことになります。

なぜなら、関係の目的が各当事者の見かけの意義を強化することとなると、その関係は個人のエゴの問題となり、関係の中でどちらがより意義があるかという競争に変わるからです。

 
不健全なアガペーの1つの症状は、関係をできる限り意義のあるものにするだけでなく、他の関係よりも意義のある関係を築くことを追求することです。

他の場所でより多くの意義を見つけるのは簡単です。

 
あなたをグラウンディングするための他タイプの愛が十分になければ、風があなたを緑の牧草地に連れ去ってしまいます。

新しさのに対する感動/興奮(thlill)は、それ自体が魅力的な意義を持っています。

 
必ずしも不健康なアガペーの副作用というわけではありませんが、「長年にわたる愛」が、アガペー的な主張によって頻繁に壊れてしまいます。

 
あなたは○○ほど私のことを理解していない。

○○に対する自分の気持ちがどれだけ強かったか忘れてしまった。

でも、○○の方が真に私のソウルメイトだと思う!

 
しかし、アガペーがなければ愛は呼吸できません。

アガペーは愛すること、生きることへの希望を与え、太陽をより明るく輝かせ、心をより高らかに歌わせます。

アガペーは、自身がなりたい人物が愛されていると感じさせます。

アガペーがなければ、他タイプの愛は束縛され、制限されているように感じられ、今この瞬間の関係以上のものを真に望むことができなくなります。

 
一言で言えば、アガペは愛の翼に吹く風であり、健全なときには舞い上がるのに役立ち、不健全なときはタンブルウィードのように感じさせます。

エロス:情熱の愛

目標:NT
特化タイプ:ENTJ
エレメント:炎

 
踊る炎のように、エロスは意志のぶつかり合いの興奮です。

それは、知性が互いに作用しあう、自分の外側にある存在の衝撃です。

 
不意打ちのキス

自身をからかう方法を正確に理解している友人によって生み出される赤面

幼児が自我を持ち、あなたに生意気な態度を示すのを見る喜び…

 
エロスは、2つの独立した欲望が相互作用することに情熱を見出します。

性的情熱の古典的な意味の多くがこのNTのエロスに含まれますが、それらが情熱のすべてではありません。

セックスは、愛への4つのアプローチのいずれかまたはすべてを通じて追求される可能性があります。

 
そしてエロスは力の押し引きであり、多くの場合2つの物体の衝突と関連付けられますが、もちろんそれだけに限定されません。

 
エロスに最も特化しているのはENTJです。

よって、エロスはNTの予測と、EJの行動と結果の衝突です。

エロスは多くの点で愛の物理学です。

 
この方向に移動すると何が起こるの? ここを押したらここを離せばよいの……?

 
アガペーは概念的な類似点を見つけることに関係するのに対し、エロスは概念的な違いやコントラストに喜びとユーモアを見出します。

小さいものと大きいもの、さまざまな形、男性的なものと女性的なもの、落ち着いたものと明るいもの、革とレース、古風なものと現代的なもの、皮肉と真面目などなど。

 
「反対の性質同士は引き寄せられる」とよく言われます。

しかし、これは厳密な法則ではなく、実際には、違いを対比させ、違いを楽しむことが健全な関係には必要であることを反映しており、相手が自分の外側にある完全な「人間」であるという認識を示すものです。

 
他者は自分独自の欲望、考え、アイデアを持っており、それはあなた自身の考えとは刺激的に異質なものです。

LBP理論の主な目的は、誰もがあなたと同じように考えているわけではないという事実、そして、それは良いことであり、刺激的なことであるという事実に対して喜びを分かち合うことです。

 
NTの知性は、何が期待されるかを予測することに特化しています。(ENTPは特に反応を予測します。)

したがって、NTの愛は、何が起こるかわからないということに対して特に興奮します。

そして、人々がどのように反応するかを予測することに人生と精神力を費やしているタイプ(ENTP)にとって、相手を(自分の予測通りに)驚かせることは本当に興奮することであり、率直に言ってかなりセクシーです。

 
未来を指向するNTと素早く行動するEJの組み合わせであるエロスは、最も動きのあるタイプの愛であり、大いに情熱的なスリルをもたらします。

しかし、それには物事が制御不能になるという危険が伴います。

エロスは人間関係に素晴らしい命と彩りをもたらす一方で、情熱の愛として、すぐに制御不能になり、その行く手にある人々を焼き尽くす可能性があります。

 
最も危険な場合、エロスは自らの追求を破壊するものとなり、そもそもエロスによって興奮した人の意志を弱体化させようとします。

そして、エロスが崩壊するたびに起こる災害の核心は、他者の意志を有効なものと見なさなくなる、というものです。

 
雑な一夜限りの関係であれ、「私の言うとおりにしなさい」と主張する親の抑圧であれ、レイプやその他の身体的または性的虐待であれ、当事者の一方が相手を従わせようとすると、エロスはすぐに崩壊します。

空虚な肉体関係を「安っぽい」と呼ぶ理由は、その人が何もせず、自身の何かを犠牲にせず、ただ相手から利益を得ようとするからです。

 
真に健全なエロスは、他人への信頼を享受し、また、他者があなたに寄せる信頼を享受します。

実際、エロスの破壊の背後にある動機は、通常、エロスそのものへの恐怖に帰結します。

他者の意志は刺激的ですが、自分では制御できないため恐ろしいものでもあります。この恐怖がエロスの脆弱性の核心です。

 
健全で充実したエロスとなるには、双方にある程度の妥協が必要です。

なぜなら、EJの行動のすべてと同じように、自分の外の世界や他者の意志と関わっているとき、自身が何を行うかはコントロールできますが、何を得ることができるかはコントロールできません。

 
あなたは自分の意志で何をするかを選択できますが、他者の意思をコントロールできません。

良くも悪くも、複数の強力な知性を使ってプレイすることは、生きたダイナマイトを使ってプレイすることと同じですが、それはこれまでで最も価値のあるギャンブルかもしれません。

 
その一方で、エロスがなければ人間関係は冷たくなり、力を持つために必要な色彩、生気、活力を欠いてしまいます。

エロスは、光と影を強めて関係を鮮明にするコントラストを生み出すの暖かい火の光であり、双方が相手の自由意志による驚きの興奮を得ることができるようにします。

エロスの情熱の押し引きがなければ、他タイプの愛は当たり障りのない、味気のないものに感じられるでしょう。

 
つまり、エロスは、独自のダンスを踊る2つの意志の燃え上がりであり、光と闇のようにお互いを演じ合い、健全なときは驚きと興奮、情熱的な親密さをもたらしますが、不健全なときは山火事のように燃え上がり、愛するという意志そのものを消費させてしまいます。

フィリア:献身の愛

目標:ST
特化タイプ:ISTJ
エレメント:大地

 
足元の大地のように安定していて信頼できる、永続的な関係の基盤であるフィリアは、しっかりとした関係を育むことに関係しており、愛が約束した役割に専念することを目的としています。

最も偉大で伝説的な友情を定義するフィリアは、最も意識的な選択の愛です。

 
家族は最初からあなたと共にありますが、友情を捧げることはあなた自身で選択しなければなりません。

 
雨や雪、心の痛みや喪失感の中で、あなたと一緒にいてくれるのは誰?

すべての明かりが消えたとき、あなたは誰を待っているの?

 
フィリアは忍耐、誠実さ、長い夜を乗り越えるための強さの愛です。

 
フィリアは、愛が当然のものとみなされる場所や、Nの愛の興奮によってきらびやかで新しいものに夢中になる関係の中において、重要だけれど失われてしまった芸術作品です。

フィリアは、時代遅れで心が狭いと評価されることがよくあります。

しかし、それは評価者が、意図的な愛の選択を通して示される強力で固有の意義と原型(アーキタイプ)を見落としているからです。

 
他タイプの愛は、愛の外面的な実証に熱心であり、言葉、行為、親密さによって、より派手に愛情と献身を表現します。

一方でフィリアは、危機を伴う犠牲でなければ、それは真の犠牲ではないことを理解しています。

 
フィリアは報酬、栄誉、賞賛を必要としません。

それはまた、当事者にとって安全で安心できる場所を継続的に確立し、永続的で揺るぎない基盤を提供することに専念しています。

 
幼い子供たちに寄り添っていたいという若い母親の愛。

指揮官のためにそこに残りたいという部下の衝動。

たとえ愛する人の心がかつてのように自分のことを思い出せなくなっても、そこにとどまる配偶者の静かな忍耐。

あるいは、ゆっくりと遠ざかっていく親の手を握る成長した子供。

 
これらすべては、フィリアの深い愛、つまり何度も愛することを選択する堅実な決意を示しています。

 
フィリアは親、姉妹、妻、教師、保護者、親友など、永続的な原型(アーキタイプ)として当事者が果たす役割を中心としています。

フィリアはこれらの役割を引き受け、名誉と誠実さに満ちた誓いを立てます。

 
STの実用性、既存のリソースの活用。

IJの永続的な傾向への理解。

フィリアはこれらの組み合わせであり、自身が既に持っているものを称賛する愛です。

フィリアは既に持っている関係を大事にし、それをダイヤモンドのように磨き、保護し続けます。

 
しかし、すでにあるものを守ろうとするときには常に危険が伴います。

既に存在するものに専念すると、何が欠けているのか、何が存在する可能性があるかなど、現在の状態を見落としてしまいます。

 
視野が狭くなって不健全になると、フィリアは、保護された関係がその本来の意義に沿ったものでなければならず、こうであったであろう/こうであったかもしれない/こうであるべきでといった空虚な原則を適用すべきではないこと、を忘れてしまいます。

フィリアは、関係が困難であることがわかったらすぐに関係を放棄するという軽薄さに対して毅然とした態度をとるべきであり、繰り返しチェックして、関係が本来の目的を果たしているかどうかを判断する必要があります。

 
人間関係をうまく進めるためにフィリアに依存しすぎると、人生は空虚に感じられ、人々は不必要に傷つき、憤りを募らせます。

憤りは失望から生まれる感情ですが、その感情の所有者は引き裂かれたように感じ、失望の原因を軽蔑するようになります。

関係が他タイプの愛によって成長することを求めず、献身が拒否されるかもしれないという恐怖を感じ、関係そのものを楽しむことができなくなり、愛がただの義務になったとき、フィリアはこのように不健全になります。

 
関係における失望には適切に対処する必要があります。そうしないと憤りの感情が増大し、愛が空虚な雑事になってしまいます。

対処しないと、不健全なフィリアは守ろうとした人々そのものを憎むことになります。

関係が望んでいた意義を満たしていないことに失望し、また何かが変わるという希望も持たず、フィリアは冷笑的で、機械的で、軽蔑するようになっていきます。

 
それは次のような悲観的な信念を生み出します。

 
現状は物事がうまくいくのと同じくらい良い。でも、なぜそれらを変えようとするの?

 
そして、関係そのものを攻撃し、失望の根源を罰するのです。

 
何かを変えようとすることに何の意味があるの?

 
この悲観主義は、自分自身の関係に対する憤りだけでなく、他人の関係に対する憤りにもつながり、一般に達成できる関係のレベルに厳格で根深い制限を設けます。

自分自身の関係についての失望した悲観主義は、他人も幸せになるべきではないし、自分の関係の中で充実感を感じるべきでもないという主張につながり、通常、他人の幸福はつかの間のもので、浅薄で失敗する運命にある、あるいは、価値がなく、不当であるとをほのめかします。

この嫉妬深い不健全なフィリアは、自分の人間関係よりも他者の人間関係の方が充実しているという認識を打ち砕くために、他者の人間関係を破壊しようとします。

 
人々はしばしばフィリアに傾きますが、それは、そうすることによる結果が表面上それほど悲惨ではないように見えるからです。

アガペーの極度な過敏さ、エロスの暴走する熱、ストルゲの流れ落ちる滝の影響から身を守るために、この不健全で極端なフィリアの中に避難することが一般的です。

なぜなら、フィリアの悪影響は他タイプの愛の悪影響よりも影響が小さいと考えられるからです。

 
しかし、その態度は、不健全なフィリアの住人たちが、どれほど空虚で、疲れ、落胆し、絶望的で、孤独に陥り、トンネルの先には光がないように感じる道に専念し、本当の目的もなく、ただ献身のために人生を生きることを見落としています。

このようなフィリアは、愛を選択するという自らの目的を覆してしまうことになります。

愛を選択する能力を当然のように無視し、危険なことに足を踏み入れて「何があってもここに立っている」と言うのです - それが最善の選択であるかどうかを検討することさえせずに - 。

 
たとえフィリアが困難なときでも、たとえそれが犠牲と痛みを伴う選択を必要としたとしても、フィリアの力は新たな選択から生まれます。

 
フィリアは、喜びや有用性をもたらすために、原則的な目標を常に更新しなければなりません。

その目的が、関係における相手の育成と保護であれ、あなた自身の愛と安全の小さな王国の保護であれ、あるいは完全に他の理由であれ、フィリアは意図的な決意からその強さを引き出します。

なぜなら、正しく行えば、フィリアは人間関係に比類のない強さと安定性を与えるからです。

 
石の塔門である健全なフィリアは、当事者に賢明で理解のある心を与え、結びつきを壊れることのない楽しいものにします。

フィリアがいないと、他のタイプの愛は薄っぺらで、安っぽく、定義が曖昧になり、人生の困難を乗り越える力に欠け、永続的な平和と聖域も存在しなくなります。

フィリアは最も決心しており、グラウンディングしている愛であり、その不屈の岩は時間や苦労によっても動かされず、永続する愛を守り、基盤を提供することができます。

ストルゲ:安全の愛

目標:SF
特化タイプ:ISFP
エレメント:水

 
海岸の潮の流れと同じように一定で信頼性があるストルゲは、安全、静けさ、帰属意識を約束します。

それは、小川の通り道のように、障害物を迂回し、あらゆる隙間に快適に収まります。

ストルゲは最も自然で計画的でないタイプの愛で、強制のまったくない愛に喜びを感じます。

 
IPのモーメント(瞬間や出来事)とSFの楽しさを組み合わせたストルゲは、快適さを重視し、人々のありのままを受け入れます

ストルゲは、抱かずにはいられない愛に関するものです。

 
いつもお互いのためにそこにいた高校時代の恋人、いつでも落ち着ける場所である友人の家、どんなに放蕩してもいつも家に迎えてくれる両親…

 
努力する必要も、変わる必要もない。何があってもあなたの居場所はここにある。

 
ストルゲは、あなたの本質、あなたがどこにいるべきかを理解しており、あらゆるところに自分が居場所があると感じられるようサポートします。

ISFP

神が、パズルのピースを作るように私たちを創ったと考えざるを得ない。

あなたと私は、これまでで最も完璧で快適な組み合わせのようにぴったりとフィットし、調和するようにカチッと音を立てる。

ストルゲは平和を愛し、過去、未来、痛み、嫌な思い出に対して安全でいられる優しいオアシスであり、当事者はそこで今の瞬間を過ごし、徹底的に大切にされていると感じることで癒されます。

多くの困難さを持たない人を見つけるのが難しい世界、何らかの形で傷ついたと感じていない人を見つけるのが難しい世界で、私たちは皆、ストルゲの心地よい慰めを必要としています。

 
世界にはまだ安全な場所が残っていること、落ち込んでいるときに私たちを求めてくれる人がいること、私たちを腕で掴んで、時には物事がどんなに暗いように見えても、まだ愛とサポートがあると言ってくれる人がいること。

 
しかし、安全性と快適性に対するストルゲの究極の欲求は、実際には保護されるべき人のニーズを損なうことになりかねません。

ストルゲが不健全に成長すると、2つのまったく異なる形態をとる可能性があります。

 
最初の形態は、水の流れを定めて逸脱させないようにするようなもので、当事者に冷静さを要求し、波風を立てないことによってのみ平和がもたらされるかのように振る舞います。

この種のストルゲは、関係の当事者が正当な問題を持ち出すと、安全な雰囲気を邪魔されたかのように振る舞い、すべてが大丈夫であるふりをします。

物事が長い間同じリズムで繰り返されてきたため、きっと誰もが自分の立ち位置を理解していると思い込み、愛を当然のことと考え、物事がある位置に収まった場合に、それが正しい場所に収まったとは限らないことを認識しません。

 
関係の怪物が静かな湖の水面下に横たわっているからといって、それは、怪物はそこにいない、待っていて潜んでいるわけではない、という意味ではありません。

同様に、幸せな家庭や人間関係のために脇に押しやられた感情も、予期せぬときに一見穏やかな表面張力を打ち破る準備ができています。

 
この不健全な形態のストルゲは、人々に穏やかな雰囲気を与えているように見えます。

しかし他者が、関係によって与えられた要素の範囲外にあるものを感じた場合、関係の現状を壊されると感じることとなり、安全性そのものを損ないます。

よって、すべてが大丈夫であるかのように振る舞うほうがよいと考えます。

 
しかし、人々が船を揺るがすことを恐れて、自身の心配、怒り、不安、喜び、不満を打ち明けることができないと感じるとき、どんなに立派な外観が作られたとしても、人々は真に安心することはできません。

 
不健全なストルゲのもう一つの形態は、湧き出る愛の滝のようなもので、相手を必要とし、抑圧的に窒息させるので、同時者の双方とも息をすることができなくなります。

一緒にいて安全を見つけたいというストルゲの甘くて熱烈な願望が不快なものになったとき、一方の他方を空気のように扱い、溺れているかのようにしがみつき、セイレーンのように深みに引きずり込みます。

 
関係が一緒に過ごす時間によって安全性を定義し、お互いの外に平和と快適さを見つけることを拒否すると、不健全な共生関係が形成されます。

一緒にいるときだけ幸せだと主張したり、離れているときは身体的に苦痛だと主張したりします。

 
相手が他の誰かと時間を過ごすと心配したり嫉妬したりする。

称賛してもらうため、相手に罪悪感を抱かせる。

相手がいなくなったら自殺すると主張する。

 
しかし、ある人が安全を感じるために相手の意志を征服しようとする場合、それは本当の安全ではありませんし、窒息させられる側は、相手が提供すると主張する平和や安全を真に感じることはありません。

 
ある人のエロス(意思)が完全に失われると、その人の意志は、相手にとっての慰めを目的とする単なる手段になり、それはいつか壊れるか爆発します。

 
これらの不健全な形態のストルゲは両方とも、歪んでしまうと危険なまでに他者を制御し操作するようになります。

相手に、ある種の「安全」を遵守することを強制する一方で、安全以外を感じさせないようにします。

 
かつて理解されることの聖域のように感じられていたものすべてを、自分にとって都合の良いように利用するとき、ストルゲは醜いものに変わります。

歪んだストルゲが自分たちの関係の当事者に復讐するために利用され、相手を水面下に引き戻すか、追放を強制するのであれば、過去のどんな些細なことも、好き嫌いも、既知の不安も、安全ではありません。

 
通常、この究極的に醜いバージョンのストルゲは、両方の不健全なバージョンの最悪の部分を組み合わせたもので、第1の形式の「大丈夫なふりをしましょう。」と 第2の形式の「私を愛さないと死ぬ。」をすべて取り込み、関係に関するすべてを、望むものは何でも手に入れるための戦術の集大成として使用します。

必要に応じて滝の崖の上の関係(危険な関係)を喜んで受け入れますが、すべては安全を確保し、関係を自分の快適なコントロール内に保つという名目で行われます。

 
しかし、健全なストルゲがいないと、愛は恐ろしく、無防備で、不安定で、放浪的で、不協和音のように感じられます。

ストルゲは救命具であり、重い心に浮力を与え、安全な嵐からの避難所を与えます。

 
それはまた、灯台を提供します。ありのままのあなたを求めて、「おかえり」と言ってくれます。

 
ストルゲは快適さを愛し、健全なときは順風満帆で幸せな航海と、自分だけの平和な入り江を与えてくれるますが、不健全なときは、重い腕によって相手を深みの底まで引きずり込みます。

MBTI, 未分類

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